飛行機に乗っていました。
高度が安定し、シートベルト着用サインが消えると隣から
「Physical! Physical! I wanna get physica~l♪」
うそっ!?オリビア!?
と思って見てみると齢10を数えるかどうかくらいの少年が一人で座っています。
続いて
「Hello! Hello! I don't know…♪」
えぇ、ビートルズです。
前途有望
暫くするとシートベルト着用サインがlight up
それとともに少年はイヤホンを外し歌を止めた。
しっかりしてるぜ!
前途有望(当然)
「洋楽好きなのかい?」
と尋ねるとしっかりとした口調でyes
そこから彼はいろいろ話をしてくれました。
歌が好きなこと
ヘッドフォンよりイヤホン派であること
英会話を習っていたこと
卵アレルギーであること
家で飼っている犬のこと
将来の夢
友達のこと
津波のこと
避難所のこと
彼の地元である宮城県沿岸のこと
話によれば、彼の家は今回の震災、津波で住めなくなり
祖父母の住む札幌に一時避難するのだとか。
両親のことなどはこわくて聞くことができなかったけれど
きっと仕事やなんかで一緒には行けないだけであるに決まってる。
そう信じたい。
私事で震災後なかなか連絡が取れなかった伯父の安否も確認でき、
自分自身に降りかかるものはなかったといっていいけれど、
だからと言ってハッピーだというほど人間は単純ではないらしい。
たまたま隣に座っただけの若い彼だけれど、
地上波や新聞などで頭のいい方々が話してくれる
どの情報よりもセンセーショナルなもので、
空港で別れるときに彼にかけた
「気をつけてね」という言葉が、果たして正しかったのかどうか、
いまだに解りかねている深夜です。
写真は先日の震災に対するチャリティーライヴで撮ったもの。
こういったものがあるというのは素敵なことです。
下の写真
コカコーラの左にあるpray for Japanの文字
皆さんplayしているけれど、気持ちはprayしているんですね。
今回被災された方々の気持ちを察することはできないし
解ろうとすることすら生意気極まりないこと
ほんの少しの募金などは自己満足
文字にすることはできないけれど
あったかい光を想像して
祈っています。